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特発性間質肺炎

昨日は内科の先生と外科の先生から手術についての話があった。

内科の先生からは最悪な事態ばかり話を聞かされた。
両方の肺に気胸が出来ていて、それを手術するのはかなりのリスクがあるという事。
体力が無い分、手術で麻酔を掛けても、眠りから覚めないかもしれない。
肺そのものが非常に硬く、すぐに肺が破けて気胸になる。
普通、気胸の手術は片肺の手術をしながら片肺で息をするというのが基本で、両方の肺を同時にするのは若い人でも相当の体力が必要で、今のお父さんはかなり危険であること。
でも、やらないままではこのまま今の状態が続き、2,3ヵ月後に呼吸不全になる。
実は患者は末期であり、肺が硬くて手術をやっても今以上に回復は望めない。硬いという事は皮膚にケロイドが出来て皮膚に弾力が無いのと同じで肺にも弾力がないと空気の漏れが自己治癒力で回復できないらしい。
もう治る見込みは限りなくゼロに近いから覚悟して欲しいとの事だった。
一方外科の先生では,肺そのものがもろく、いつ破れてもおかしくない肺なので、気胸はどこにでも出来る可能性がある。
手術方法としては癒着手術しかないといわれた。

この方法は、肺の外側の肋膜を剥がして外側の壁の細胞を布のような物でこすり落として癒着させる方法。その癒着力で肺の破れた場所を塞ぐということらしい。
その他、肺にたんぱく質で出来たシートをかぶせ完全にくるんでしまう方法。
手術の成功率はほぼ100%だが、その後の経過はなんともいえないらしい。
もしかしたら、麻酔が全く覚めずに人工呼吸器を外せないかもしれない可能性もある。
その場合、意識がある時、人工呼吸器は非常に本人にとってきつく辛いものなので無理やり寝かす薬を使って楽にするらしい。
それこそ、生き地獄だと思う。どちらにせよ、いまのままでは死ぬのを待ち続けるだけなので、手術を行う事にした。
by 40ton | 2006-09-14 22:33 | 病気 | Comments(0)
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